治療が必要な場合は、明らかに症状がでていることがほとんどです。
たとえば骨が折れている、外傷があるというときには当然のごとく病院に赴くことになります。
しかし事故の程度によっては骨が折れたわけでも血がでているわけでもない場合があります。
そのようなケースでも、やはり病院に行って治療を受けることが必要なのでしょうか。
基本的に病院に行くかどうかは自己決定の部分になりますが、交通事故に起因する症状の中には、後になってからじわじわと、でてくるものがあるということにも注意を向けておく必要があります。
その典型的な例がむち打ちです。
むち打ちはその場合では、「むち打ちになった」と気づかないことも多く、数日後に頭痛やめまい、吐き気に襲われることがあります。特に後になってから感じる痛みやだるさというのは、精神的にも大きなストレスを感じさせる要因となります。 そのままの状態で様子を見ていると、やがて症状が固定してしまい、生涯にわたってその症状に悩まされることになりかねません。
肝心なのは初期治療です。
「なんともない。大丈夫だった」と思っても、必ず医療機関を受診してください。